FERTILITY COLUMN
採卵って実際どう?痛み・流れ・終わった後まで全部リアルに解説
採卵は、体外受精・顕微授精に進む方にとって、大きな不安を感じやすいステップのひとつです。
「採卵は痛いの?」「麻酔はする?」「終わった後は仕事に行ける?」「何個採れたらいいの?」など、
初めての採卵前はわからないことが多く、検索が止まらなくなる方も少なくありません。
この記事では、採卵の流れ、痛み、採卵後の体調変化、過ごし方の注意点まで、できるだけリアルにわかりやすく解説します。
採卵は、卵巣から卵子を取り出す大切なステップです
採卵とは、体外受精や顕微授精を行うために、卵巣内で育った卵胞から卵子を取り出す処置のことです。
排卵誘発で卵胞を育て、タイミングを見て採卵日が決まり、当日は膣から細い針を使って卵胞液を吸引します。
文字で見ると少し怖く感じるかもしれませんが、実際には多くのクリニックで麻酔や鎮痛を使いながら行われます。
ただし、痛みの感じ方や採卵後の体調には個人差があります。
特に初めての採卵では、処置そのものだけでなく、
「何個採れるのか」「ちゃんと受精するのか」「この後どうなるのか」という不安も大きくなりやすい時期です。
採卵当日の大まかな流れ
1.来院・受付・体調確認
採卵当日は、指定された時間にクリニックへ来院します。
クリニックによっては、前日夜から食事制限や当日朝の飲水制限がある場合があります。
麻酔を使う場合は特に、指示を守ることが大切です。
2.着替え・点滴・麻酔の準備
採卵前には、専用の服に着替え、必要に応じて点滴や麻酔の準備を行います。
麻酔の種類はクリニックによって異なり、静脈麻酔、局所麻酔、無麻酔など方針はさまざまです。
3.採卵処置
採卵は、超音波で卵巣を確認しながら、卵胞液を吸引して卵子を回収する処置です。
採卵数や卵巣の位置によって所要時間は変わりますが、処置自体は比較的短時間で終わることが多いです。
4.安静・体調確認
採卵後は、ベッドでしばらく休み、出血や腹痛、ふらつきなどがないか確認します。
麻酔を使った場合は、眠気やぼんやり感が残ることもあるため、当日の運転は避けるよう指示されることが多いです。
5.採卵数や今後の説明
クリニックによっては、当日に採卵数を聞けることがあります。
その後、受精確認、培養結果、胚移植または凍結の方針などについて説明があります。
採卵は痛い?痛みの感じ方は人によって違います
採卵前に一番気になるのが、「痛み」ではないでしょうか。
実際のところ、採卵の痛みは、麻酔の有無、採卵数、卵巣の位置、体質、緊張の強さなどによって大きく変わります。
静脈麻酔の場合
眠っている間に終わることが多く、処置中の痛みを覚えていない方もいます。
一方で、採卵後に眠気やふらつきが残ることがあります。
局所麻酔の場合
意識はあるため、圧迫感や響くような感覚を覚えることがあります。
痛みよりも緊張がつらかったと感じる方もいます。
無麻酔の場合
採卵数が少ない場合などに選択されることがあります。
痛みの感じ方には個人差があるため、不安が強い方は事前に相談しておきましょう。
「思ったより大丈夫だった」という方もいれば、「かなり緊張した」「採卵後の腹痛の方がつらかった」という方もいます。
どちらが正しいというより、採卵の体感は本当に個人差が大きいと考えておくとよいでしょう。
採卵後によくある体調変化
1.下腹部痛・お腹の張り
採卵後は、下腹部痛やお腹の張りを感じることがあります。
卵巣に針を刺して処置を行うため、軽い痛みや違和感が出ることは珍しくありません。
ただし、痛みがどんどん強くなる、歩くのがつらい、強い吐き気を伴う場合は、早めにクリニックへ相談してください。
2.少量の出血
採卵後に少量の出血が見られることがあります。
茶色っぽい出血や少量の出血で経過を見るよう説明されることもありますが、出血量が多い場合や鮮血が続く場合は注意が必要です。
3.だるさ・眠気・ふらつき
麻酔を使った場合は、採卵後に眠気、だるさ、ふらつきが残ることがあります。
当日は予定を詰め込みすぎず、できるだけゆっくり過ごせるようにしておくと安心です。
4.気持ちの落ち込みや不安
採卵後は、体の疲れだけでなく、採卵数や受精結果への不安で気持ちが不安定になることもあります。
「思ったより採れなかった」「次の結果が怖い」と感じるのは、とても自然なことです。
採卵後は仕事に行ける?当日は休めると安心です
採卵後に仕事へ行けるかどうかは、麻酔の有無や体調、仕事内容によって変わります。
デスクワークであっても、採卵当日は眠気や腹痛、だるさが出ることがあるため、
可能であれば休みを取っておくと安心です。
特に、立ち仕事、移動が多い仕事、重いものを持つ仕事、長時間勤務の場合は、
無理をしないスケジュールにしておくことをおすすめします。
採卵当日は、できるだけ予定を入れすぎない
麻酔を使った日は車の運転を避ける
強い運動や飲酒は控える
腹痛や出血が強い場合は早めにクリニックへ相談する
採卵後にクリニックへ相談した方がよい症状
採卵後の軽い腹痛や少量の出血は起こることがありますが、次のような症状がある場合は自己判断せず、通院中のクリニックへ連絡しましょう。
・強い腹痛が続く
・お腹の張りが急に強くなる
・出血量が多い、鮮血が続く
・発熱がある
・吐き気や息苦しさがある
・尿が少ない、体重が急に増える
・歩くのがつらいほど痛い
特に、卵巣過剰刺激症候群が心配される場合や、採卵数が多かった場合は、
クリニックからの注意事項をよく確認しておくことが大切です。
採卵前後の不安に、鍼灸でできるサポート
鍼灸は、採卵数や妊娠を保証するものではありません。
ただ、採卵に向けた時期や採卵後の時期に、
冷え、緊張、睡眠の乱れ、ストレス、自律神経の乱れを整える目的でご相談いただくことがあります。
採卵前の体調管理
お腹や足元の冷え、疲労感、睡眠の乱れなどを確認しながら、
採卵に向けて無理のないコンディションづくりをサポートします。
緊張や不安へのケア
採卵が近づくほど不安が強くなる方に、呼吸が深くなりやすい状態やリラックスしやすい体づくりを大切にしています。
採卵後の回復サポート
採卵後のだるさや緊張感が抜けにくい時期に、体調を見ながらやさしい施術で整えていきます。
採卵は「結果」だけでなく、心身への負担も大きい治療です
採卵は、治療の中では短時間の処置に見えるかもしれません。
しかし実際には、注射、通院、ホルモン変化、採卵数への不安、受精結果への緊張など、
心身にかかる負担は決して小さくありません。
だからこそ、採卵前後は「頑張らなきゃ」と無理を重ねすぎず、
体の声を聞きながら過ごすことが大切です。
不安な症状がある時はクリニックへ確認し、気持ちがつらい時は一人で抱え込まず、
信頼できる人や専門家に相談できる環境を持っておきましょう。
当院では、採卵前後の不安にも寄り添ってサポートしています
東京鍼灸烏森通りには、体外受精・顕微授精に取り組まれている方が多くご来院されています。
採卵前は、卵胞の育ち方、採卵数、痛みへの不安。
採卵後は、受精結果や胚移植に進めるかどうかへの不安。
その時期ごとに、悩みの内容は変わっていきます。
当院では、施術だけでなく、
現在の治療状況、体調、気持ちの不安を丁寧にうかがいながら、
その方に合わせたサポートを大切にしています。
CONSULTATION
採卵前後の不安や体調管理を
一人で抱え込まずご相談ください
「採卵が怖い」「採卵後の体調が不安」「移植に向けて体を整えたい」という方も、
まずはお気軽にご相談ください。
新橋・京橋・新宿の3院でご相談を承っています。
よくある質問
静脈麻酔で眠っている間に終わる方もいれば、局所麻酔や無麻酔で圧迫感や痛みを感じる方もいます。
特に麻酔を使った場合は無理をしないようにしましょう。
ただし、張りが急に強くなる、強い痛みがある、吐き気や息苦しさがある場合は、早めにクリニックへ相談してください。
不安な方は、通院中のクリニックの方針も確認しながらご相談ください。













