FERTILITY COLUMN
採卵数が少ないと言われたら|妊娠率を上げるためにできること
採卵後に「思ったより卵子が採れなかった」「採卵数が少ないと言われた」と聞くと、
不安になってしまう方は少なくありません。
「この数で妊娠できるの?」「次も少なかったらどうしよう」「妊娠率は下がるの?」と、
採卵結果だけで気持ちが大きく揺れてしまうこともあります。
この記事では、採卵数が少ないと言われた時の考え方、妊娠率との関係、
これからできる体づくりや鍼灸でのサポートについてわかりやすくまとめました。
採卵数が少ない=妊娠できない、ではありません
採卵数が少ないと聞くと、「今回の治療はうまくいかなかったのでは」と感じてしまう方もいます。
特に、周囲の体験談やインターネット上の情報で「何個採れた」という話を目にすると、
自分の採卵数と比べて落ち込んでしまうこともあります。
しかし、妊娠に必要なのは卵子の数だけではありません。
卵子の質、受精後の発育、胚の状態、子宮内膜、移植時の体調など、複数の要素が妊娠率に関わります。
10個以上採卵できても胚盤胞まで育たないこともありますし、
1〜2個の採卵でも良好胚が得られて妊娠につながる方もいらっしゃいます。
そのため、採卵数だけで結果を決めつけないことが大切です。
採卵数と妊娠率の関係
一般的には、採卵数が多いほど受精卵や胚盤胞を得られる可能性は高くなります。
そのため、採卵数が多いことは選択肢が増えるという意味ではメリットがあります。
ただし、採卵数が多ければ必ず妊娠率が高くなる、少なければ必ず妊娠できない、
という単純なものではありません。
大切なのは、採れた卵子が受精し、胚として育ち、移植できる状態になるかどうかです。
つまり、採卵数は大切な要素のひとつですが、妊娠率を決めるすべてではありません。
採卵数が少なくなる主な原因
1.年齢による卵巣機能の変化
年齢とともに卵巣内の卵胞数は少しずつ減少していきます。
特に35歳以降は卵巣予備能が低下しやすく、採卵数に影響することがあります。
ただし、年齢だけで妊娠の可能性が決まるわけではありません。
年齢に合わせた治療方針や体調管理を考えていくことが大切です。
2.AMHが低い
AMHは、卵巣内に残っている卵胞数の目安として使われる検査です。
AMHが低い場合、採卵数が少なくなる傾向があります。
ただし、AMHは卵子の数の目安であり、卵子の質そのものを直接表すものではありません。
低AMHでも妊娠される方はいらっしゃるため、数値だけで悲観しすぎないことも大切です。
3.卵巣の反応に個人差がある
同じような刺激方法でも、卵巣の反応には個人差があります。
薬に反応しやすい方もいれば、思ったほど卵胞が育ちにくい方もいます。
一度の採卵結果だけで判断せず、次回以降の刺激方法や治療方針をクリニックと相談していくことが大切です。
4.その周期の体調やホルモン状態
採卵数は、その周期の体調、睡眠、ストレス、ホルモン状態などにも影響を受けることがあります。
「前回より少なかった」「思ったより育たなかった」ということがあっても、
周期によって結果が変わることは珍しくありません。
次の周期に向けて体調を整えていくことも、今後の治療を進めるうえで大切です。
採卵数が少なくても妊娠につながるケース
採卵数が少なくても、妊娠につながる方にはいくつかの共通点があります。
もちろんすべての方に当てはまるわけではありませんが、
採卵数だけにとらわれすぎないためにも知っておきたいポイントです。
卵子の質が保たれている
採卵数が少なくても、受精や胚盤胞への発育が順調に進むことがあります。
数だけでなく、採れた卵子がどのように育つかが大切です。
子宮内膜の状態が整っている
良好胚を迎えるためには、移植時の子宮環境も重要です。
内膜の厚さや血流、ホルモン状態なども妊娠率に関わります。
体調管理を継続できている
睡眠、食事、冷え対策、ストレスケアなどを継続している方は、
採卵後や移植周期のコンディションも整えやすくなります。
妊娠率を上げるためにできること
睡眠を整える
睡眠不足は、自律神経やホルモンバランスの乱れにつながりやすくなります。
採卵周期や移植周期は、できるだけ夜更かしを避け、体を回復させる時間を確保しましょう。
冷えを防ぎ、血流を整える
骨盤内の血流を整えるためには、下腹部や足元を冷やさないことが大切です。
薄着、冷たい飲み物、長時間の座りっぱなしなどが続く方は、日常の中で冷え対策を意識しましょう。
栄養バランスを見直す
卵子や胚の発育には、日々の栄養状態も関わります。
極端な糖質制限や過度なダイエットは避け、たんぱく質、鉄分、ビタミン、ミネラルを意識した食事を心がけましょう。
ストレスを抱え込みすぎない
採卵数が少ないと言われた後は、不安や焦りが強くなりやすい時期です。
体験談を検索し続けることで、かえって不安が増してしまうこともあります。
一人で抱え込まず、クリニックや信頼できる専門家に相談できる環境を持つことも大切です。
次の採卵周期に向けて見直したいポイント
採卵数が少なかった場合、次の周期に向けて治療方針を見直すことがあります。
クリニックでは、刺激方法、薬の量、採卵時期、ホルモン値、卵胞の育ち方などを総合的に確認します。
・刺激方法は合っていたか
・卵胞の育ち方に偏りはなかったか
・採卵時期は適切だったか
・ホルモン値に問題はなかったか
・睡眠不足や強いストレスが続いていなかったか
・冷えや血流の悪さを感じていなかったか
治療内容についてはクリニックと相談しながら、
日常生活では体を整える習慣を積み重ねることが大切です。
採卵数が少ない方への鍼灸サポート
鍼灸によって採卵数が必ず増える、妊娠率が必ず上がる、というものではありません。
ただし、不妊治療中に気になりやすい冷え、血流、睡眠、自律神経の乱れに対して、
体調管理の一環として鍼灸を取り入れる方は多くいらっしゃいます。
冷え・血流へのケア
足元やお腹の冷え、骨盤まわりのこわばりが気になる方に、
体質や周期に合わせた施術を行います。
睡眠と自律神経の調整
緊張が抜けない、眠りが浅い、疲れが取れにくい方に、
リラックスしやすい状態づくりをサポートします。
採卵・移植周期に合わせた施術
採卵前、採卵後、移植前後など、
治療スケジュールに合わせて無理のない施術を行います。
採卵数だけで自分を責めないでください
採卵数が少ないと、どうしても落ち込んでしまうものです。
「もっと早く治療していれば」「生活が悪かったのかな」と自分を責めてしまう方もいます。
ですが、採卵数は年齢、卵巣予備能、治療方法、その周期の反応など、
さまざまな要因が関わって決まるものです。
自分だけの努力不足で決まるものではありません。
今できることは、今回の結果を踏まえながら、
次の治療に向けて心と体の状態を整えていくことです。
当院では、採卵数に不安がある方の体づくりもサポートしています
東京鍼灸烏森通りには、体外受精・顕微授精・採卵・胚移植に取り組まれている方が多くご来院されています。
採卵数が少ないと言われた時は、治療方針だけでなく、今後どう体を整えればよいか悩む方も少なくありません。
当院では、施術だけでなく、
AMH、採卵結果、移植予定、冷えや睡眠の状態、不安に感じていることを丁寧にうかがいながら、
その方に合わせたサポートを大切にしています。
CONSULTATION
採卵数が少ない不安や
次周期に向けた体づくりをご相談ください
「採卵数が少なくて不安」「次の採卵や移植に向けて体を整えたい」という方も、
まずはお気軽にご相談ください。
新橋・京橋・新宿の3院でご相談を承っています。
よくある質問
卵子の質、胚の発育、子宮内膜の状態、移植時の体調なども関わります。
採卵数だけで悲観しすぎず、胚の状態や今後の方針をクリニックと確認しましょう。
ただし、AMHは卵子の数の目安であり、卵子の質を直接示すものではありません。
次の周期に向けて体調管理を続けましょう。















