はじめに
妊娠1ヶ月から4ヶ月までを「妊娠初期」と呼びます。さらに、その中でも妊娠0週から3週頃までを『妊娠超初期』と分けて呼ぶことがあります。人によっては体調の変化で妊娠に気づくこともあるようです。『今回は体外受精/胚移植において、判定日までに超初期症状は起こるのか?』を現場目線でお話しいたします。
3日前に、胚移植をしたのに体に何にも反応がないにゃ!!これは今回はダメだったのかにゃ!!判定日までがとってもとっても不安だにゃ!
ネットでは、「着床すると出血する」とか「チクチクする」なんて情報をよく目にするわよね。それって本当なのかしら。
みいさん!!そんなに不安にならないで下さい!!結論から申し上げると、症状がある方が珍しいのですよ!!
えっっ!?そうにゃの!?
判定日までに超初期症状があるのは少数派
胚盤胞の移植ですと、移植日から7日〜12日後に判定をするクリニックが多くあります。仮に陽性判定を頂いた方でも、移植から判定日までの期間で、いわゆる”超初期症状”があったという方は少数派です。(※当院調べ)
つまり、初期症状が自覚できない状態で、判定に行ったら陽性だった。という方が多数を占めているという事です。
ネットで調べると、超初期症状の事ばかり出てきて不安だったにゃ!!
つまり、判定してみるまでは、陽性か陰性かわからないって事ね!!
その通りです。判定まで不安でいっぱいかもしれませんが、いわゆる”超初期症状”が無くても気を落とさなくて大丈夫なんですよ!!卵の力を信じましょう!!
妊娠初期に見られる主な症状
妊娠初期に現れる主な症状には以下のようなものがあります。
個人差が大きいのも特徴です。
- 全身のだるさ
- 頭痛
- 眠気
- 吐き気
- 唾液の増加
- 食欲不振
- 食べ物の好みが変わるといった嗜好の変化
- 着床時に出血がある(着床出血)
- 微熱が出る
- 便秘
- 腰痛
- おなかの張り
陽性だったら初期症状も少しづつ出てくるだろうから、じっくり待ってみるにゃ!!
そうね!!焦っても仕方ないものね!!