妊娠は脈でわかる?東洋医学でいう「妊娠の脈」とは

妊娠は脈でわかる?東洋医学の不思議

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妊娠は脈でわかる?東洋医学でいう「妊娠の脈」とは

東洋医学には、古くから「妊娠の脈」という考え方があります。
昔は妊娠検査薬やエコーがない時代に、脈の状態から妊娠の可能性をみる知恵が受け継がれてきました。
この記事では、東洋医学でいう妊娠の脈とは何か、どのように考えられているのかを、
先生とみいさんの会話を交えながらわかりやすくご紹介します。

妊娠の脈について

東洋医学には「妊娠の脈」という考え方があります。
西洋医学が入ってくる前の日本では、エコーや妊娠検査薬を使わず、
脈の状態から妊娠しているかどうかをみていたと言われています。

一般には、妊娠4週目から11週目ごろまでの間に、脈の触れ方に変化があらわれると考えられてきました。
もちろん現代では妊娠判定は医療機関の検査が基本ですが、
東洋医学にはこうした独自の見方があるのです。

みいさん

みいさん

脈で妊娠がわかるの!?すごく不思議ですね!!

先生

先生

私が東洋医学を面白いと思ったきっかけのひとつでもあります。熟練の先生になると、脈の違いから性別までみるという話もあるんですよ。

みいさん

みいさん

なぬ!?!?せ、性別まで!?!?

東洋医学では、左右の脈の出方の違いから男女をみるという考え方もあります。
もちろん100%ではありませんが、長い歴史の中で経験の集積によって受け継がれてきた技術です。

ちなみに、妊娠の脈が右に強く出れば女の子、左に強く出れば男の子といわれることがあります。

「妊娠の脈」とはどういったもの?

脈をみる際は、通常は手首の親指側を中心に脈の状態を確認します。
ところが妊娠に至り、4週目から11週目くらいの間は、
手首の小指側にも拍動を感じることがあるといわれています。
このポイントは「神門」と呼ばれます。

神門は通常は筋肉に覆われていて触れにくいのですが、
妊娠すると母体から子へ送られる血流量が増え、拍動を感じやすくなると考えられています。

また、触れた感触は「お盆の上で珠を転がすよう」と表現されることがあり、
このような脈を「滑脈(かつみゃく)」といいます。
東洋医学では、妊娠すると滑脈が出るといわれています。

みいさん

みいさん

私でも脈を触って妊娠がわかるかしら?自分で確かめられたら素敵だにゃ!

先生

先生

残念ながら、素人の方が脈だけで判断するのは難しいです。妊娠の脈は独特の感触なので、熟練の先生でも見逃すことがあるほどなんですよ。

現在の妊娠判定は、妊娠検査薬や医療機関での検査が基本です。
東洋医学の脈診は、お体の状態をみるためのひとつの考え方として捉えるのがよいでしょう。

東洋医学って奥深い

現在の日本では西洋医学が医療の中心ですが、
明治時代までは鍼灸や漢方などの東洋医学が医療の主役でした。

つまり東洋医学には、さまざまな病気や症状に向き合ってきた長い歴史があります。
明治以降、日本は西洋化を急ぐ中で西洋医学を中心とした医療制度を進め、
それ以来、東洋医学は医療の表舞台から少し離れていきました。

それでも東洋医学には、日本の医療を長く支えてきた歴史があります。
施術を通して、その考え方や力強さを実感する場面は今でも多くあります。

先生

先生

歴史をたどると、東洋医学の起源は紀元前にまでさかのぼるといわれています。熱した石を痛いところにあてる行為などが発展して、今の形になったと考えられているんですよ。

みいさん

みいさん

き、紀元前!?東洋医学にはそんなに長い歴史があるんですね。不思議な世界だけど、興味が湧いてきたにゃ!!

その他の脈は?

妊娠の脈以外にも、東洋医学では脈からお体のさまざまな状態を読み取ろうとします。
例えば、疲れがたまっている時や、風邪の引き始めなどは代表的です。

疲れがたまっている時は落ち着かない?

疲れがたまっている時の脈は、一日を通してどこか落ち着きがないように感じることがあります。
通常は朝・昼・晩で脈の流れに違いがあり、朝や晩はゆったり、日中はやや速くなるという変化があります。

しかし、疲労やストレスが続くと、その変化が乏しくなり、一日中落ち着きのない脈になることがあります。
もし朝・昼・晩で触れた印象がずっと安定しないようであれば、
お体からの黄色信号かもしれません。

風邪の引き始めはフワフワする?

普段よりも脈を表面で感じやすく、どこかフワフワした印象がある場合、
風邪の引き始めであることがあります。
このような脈は「浮脈(ふみゃく)」と呼ばれ、
東洋医学では風邪の初期にみられる代表的な脈のひとつとされています。

まとめ

・東洋医学には「妊娠の脈」という考え方がある

・妊娠4週目〜11週目ごろに脈の変化が出るといわれている

・代表的な特徴として「神門」や「滑脈」が挙げられる

・ただし、妊娠判定は現代では検査薬や医療機関での確認が基本

・東洋医学では妊娠以外にも疲労や風邪の兆候などを脈からみることがある

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よくある質問

Q. 妊娠の脈は本当に分かるのですか?
東洋医学では、古くから脈の状態を診ることで妊娠の可能性を判断してきました。
ただし、現代では妊娠検査薬や医療機関での検査が最も確実な方法とされています。
脈はあくまで体の変化の一つのサインとして参考にされてきたものです。
Q. 妊娠の脈はいつから分かりますか?
個人差はありますが、一般的には妊娠4週〜11週頃に変化が現れるといわれています。
ただし明確に誰でも分かるものではなく、経験のある施術者でも慎重に判断する必要があります。
Q. 妊娠検査薬より早く分かるのですか?
妊娠検査薬はホルモン(hCG)の変化をもとに判定するため、医学的には最も信頼性の高い方法です。
脈での判断は補助的なものであり、確定診断としては必ず検査薬や医療機関での確認が必要です。
Q. 鍼灸で妊娠しやすくなりますか?
鍼灸は血流改善や自律神経の調整、ホルモンバランスの安定をサポートすることで、
妊娠しやすい体づくりに役立つと考えられています。
不妊治療クリニックと併用される方も多くいらっしゃいます。
Q. どのタイミングで鍼灸を受けると良いですか?
採卵周期・移植周期・体質改善など、それぞれの段階に合わせて施術を行うことが重要です。
お体の状態に合わせて最適なタイミングをご提案しています。

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