はじめに
赤ちゃんのもとは、女性の卵巣に備わる卵子です。卵子が元気に育ち排卵されることは、妊娠への第一歩。その卵子の質が低下してしまう事や、排卵が上手に出来ないなどが原因となる不妊症も少なくありません。今回は卵子の成長に関するトラブルを3つ解説いたします。
卵子にはどんなトラブルが出るのかにゃ!?
今回は卵子のトラブルを3つ紹介しますよ!しっかり学習して下さいね!
はい!!
卵子が育たない
卵子はホルモン分泌によって成熟し、卵胞という袋の中から外に飛び出します。それを排卵と言います。ホルモンの分泌量が少ない、分泌のリズムが崩れて卵がうまく育たないなどで、卵子が成熟できず排卵できないことがあります。これを卵巣機能不全といい、月経不順や無月経などの症状がある方は、注意が必要です。
必要に応じて、不足するホルモンを補ったり排卵誘発剤で排卵を促すなど、クリニックでの対処法があります。『肥満』や『極端な痩せ』など、体質に問題がある場合は、無月経や月経不順に陥りやすく、知らず知らずに卵巣機能不全が起きていることもありますので、適正体重に調節することも大切です。
年齢と共に卵子は老化する
卵子のもとを『原始卵胞』と言います。原始卵胞は、お母さんのお腹の中にいる胎児期に約200万個作られます。しかし、加齢とともに減少し、初めて生理が始まる12歳頃には20万〜30万個まで減ってしまいます。卵子の質は、年齢と共に老化してしまい、妊娠しにくくなる原因になります。
育った卵子が飛び出せない
卵子はホルモンバランスの乱れが原因で、卵子を包んでいる袋を破って外に出ることが出来ない場合があります。つまり、排卵していないということです。これでは、妊娠には至りませんね。超音波検査で卵巣を確認し、経過観察をすることできちんと排卵出来ているかを確認します。場合によっては排卵誘発剤を使い、排卵をコントロールします。
まとめ
卵子の状態は年々、老化してしまいます。これはの現代医学をもってしてもどうすることも出来ない課題なのです。卵子の質は、日々の栄養や体重、身体的疲労、精神的ストレスなどで変化すると言われています。また、鍼灸にも卵の質や採卵数に影響があるというデータも存在しています。今後、体質の改善をする際は、最初から完璧にしようとせず、できるところから少しづつ始めてみてはいかがでしょうか。