内膜フカフカの3ヶ条

妊娠と子宮内膜の関係【コラム・東京鍼灸】

はじめに

移植を無事に行う為、着床率を向上させる為、など子宮内膜をフカフカにするメリットは多々あります。「子宮内膜をフカフカにしたい!」と思っている方に、ここだけはおさえてほしい3ヶ条について解説させて頂きます。

3ヶ条

  • 黄体ホルモンを増やす食事をする
  • 活性酸素を抑える
  • 血流を良くする

その1.黄体ホルモンを増やす食事をする

黄体ホルモンはプロゲステロンといい、妊娠をつかさどるホルモンです。
プロゲステロンは受精卵の着床に備え子宮内膜をフカフカにしてくれたり、基礎体温を上昇させ維持するなど、妊娠の維持に活躍しているホルモンです。また、妊娠成立後にも、出産して赤ちゃんを育てるための準備として、乳腺を発達させます。

ビタミンE


実はビタミンEには脳に働きかけ、女性ホルモンのバランスを整える働きが期待できるのです。外食が多い人や、ダイエットによって油分を制限している人は、不足している可能性があります。

ビタミンEを多く含む食べ物

アーモンド、ヘーゼルナッツ、落花生、かぼちゃ、アボガド、パプリカ、うなぎの蒲焼など

亜鉛


亜鉛は男性にとって重要なのでは?とイメージをお持ちの方も多いと思いますが、女性ホルモンの分泌を活性化させるといわれています。亜鉛は、細胞の生まれ変わりを活発にし、免疫を高める作用があります。また、ホルモンの合成を助け、分泌量を調整する働きもあることから、女性ホルモンの分泌活性に期待することができるのです。

亜鉛を多く含む食べ物

牡蠣、牛肉、ビーフジャーキー、レバーなど

その2.活性酸素を抑える

活性酸素は血管を硬くして、動脈硬化を引き起こすとクローズアップされています。子宮や卵巣周辺の血管はとても細く、血液の流れが滞りやすいと考えられています。活性酸素により、血管が硬くなってしまうとで血液循環が悪くなる事から内膜の成長にも影響があると考えています。

ビタミンC


ビタミンCには強い抗酸化作用があり、活性酸素を撃退してくれる作用があると言われています。活性酸素の撃退により、血液が流れやすくなると子宮内膜周辺の血管環境やホルモン分泌の改善が期待できます。また、体の免疫力を高め、かぜの予防や回復を早めてくれる作用もあります。妊活中は意識して摂取したい栄養素といえます。

ビタミンCを多く含む食べ物

キウイフルーツ、柿、いちご、グレープフルーツ、パプリカ、ブロッコリーなど

その3.血流を良くする

子宮や卵巣は、もともと血管が細く血流が悪くなりやすいといわれています。冷えを強く感じていたり、生理痛が強く出ていたり、下腹部を押すと痛むといった症状がある方は子宮や卵巣が冷えているかもしれません。ウォーキングやヨガなどの適度な運動は、筋肉のポンプ作用を活発にし、血流を改善してくれます。

まとめ

黄体ホルモンにはビタミンEと亜鉛!

活性酸素にはビタミンC!

適度に運動を継続しましょう!

いかがでしたでしょうか?子宮内膜をフカフカにする為の3ヶ条はお分り頂けましたか。普段から偏った食生活だったり、睡眠時間が短かったり、運動習慣が無かったりと、現代の働く女性達は生活習慣が乱れがちです。「もう少し、仕事が落ち着いてから。」と、仕事優先の生活で自分の体が後回しになっている方も少なくありません。今後のライフプランを考えて、一度、現在のライフスタイルを見直してみてはいかがでしょうか。

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