低刺激vs高刺激【メリット・デメリットの比較】

はじめに

ステップアップを心に決め、いよいよ体外受精に挑戦!!と思った矢先、思わぬところで疑問が……「クリニックってどこがいいの??」

クリニックには、それぞれに方針や特徴がある上に、数が多くて選びきれない、といった悩みがあります。今回は、クリニックの特徴を『低刺激』と『高刺激』の2つに分け、それぞれのメリット、デメリットを解説いたします。

みいさん

クリニックが多すぎて、どこに行ったらいいのか分からないにゃ。

先生

迷っちゃいますよね!そこで今回はクリニックを大きく2つの特徴に分けて、それぞれのメリット、デメリットを解説しますよ!

低刺激とは?

自然周期といって、薬を使わずに排卵される卵子を採卵する方法や、飲み薬と最低限の注射を使い卵巣を刺激する方法です。

メリット

身体への負担が少ない
最小限に薬を使うので副作用が抑えら、体への負担が少ない状態で治療ができます。薬の使用頻度も少なく、自然に近い排卵周期で採卵できます。
質の良い卵子が取れやすい
薬で無理やり排卵させるわけではなく、厳選されて自然に大きくなった卵胞から採卵するため、質の良い卵の可能性が高くなります。
経済的な負担が少ない
排卵〜採卵までに、最小限の薬での治療になるため、薬の費用が少なくてすみます。

デメリット

採卵する前に排卵してしまうこともある
採卵前に排卵してしまい、採卵がキャンセルになるケースが高刺激の治療に比べて多くなります。また、採卵の時期が予定として組みにくく、おおよそ採卵2日前に採卵日が決定します。
一度に採卵できる卵の数が少ない
一度に採卵できる卵が1〜2個のため妊娠するまで、毎月採卵が必要になります。
クロミッド服用時に子宮内膜が薄くなる
クロミッド服用時には子宮内膜が薄くなるため、内膜の厚みが移植の基準に満たない場合には、新鮮胚移植はキャンセルされます。この場合、受精卵は一旦、凍結保存となり、次周期以降に胚移植を行うことになります。

どういう人が適応する

①質の良い卵子が取れない人
②AMHが低く、多くの卵子が採取できない人
③年齢が40歳以上の人
④薬の多用に抵抗がある人

みいさん

低刺激は、なるべく薬を使わない優しい治療ってことね!!

先生

都内の低刺激系の病院として、新宿の加藤レディースクリニックや新橋の夢クリニックなどが有名ですね!

高刺激とは?

誘発剤で卵巣を刺激し卵子を成長させ、1回の採卵で多くの卵子を採取するという方法です。ロング法やアンタゴニスト法などが、高刺激としてあげられます。また、ショート法などもあります。

メリット

一度に多くの卵子が採取できる
一度の採卵で多くの卵子を得ることできるため、質の高い胚が育つ可能性が高くなります。
凍結保存できる
移植後に余った受精卵は凍結保存でき、移植が不成功だった場合でも、続けて次周期に移植ができる。また、二人目の治療に用いることもできます。
確実に採卵できる
薬により排卵日をコントロールできるので、自然周期よりも確実な採卵ができます。

デメリット

薬による副作用がある
副作用(卵巣過刺激症候群)が強い場合があります。
費用が高額になる
治療内容によっては、連日注射を打ち続けることになります。薬剤も高額ですので、費用がかかります。
卵子の質が低下することがある
治療法によっては、採取卵数が10以上と多い場合、卵の質が低下することがあります。

どういう人に適応

①AMHや体力に自信のある人
②予定をコントロールしたい人
③効率を重視したい人
④凍結胚数を確保したい人

みいさん

費用はかかるけど、たくさん卵も採れるし、日程もコントロール出来て、効率が良さそうだにゃ!!

先生

そうですね!でも、薬で体に負担がかかりますので、AMHや体力に自信がある方には良いと思いますよ!

まとめ

患者様にとって最も好ましい事は、いち早く妊娠し、無事に出産までたどり着くことです。しかし、その前提として、安全であり、なおかつ副作用をできるだけ抑えることがとても大切になります。刺激の強い注射や採卵のような患者様にとって負担の大きい治療はなるべく早く終わらせることが望ましく、刺激をすれば採卵できる人の刺激を避けてしまうのはもったいないことでもあります。

上記の点を踏まえ、低刺激、高刺激それぞれのメリット、デメリットを、病院側と相談しながら決めることが大切になります。

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