はじめに
男性不妊の割合は、男性のみ24%、男女共に原因24%、と年々、深刻な社会問題となっています。今回は精子や射精にまつわるトラブルの中で、もっとも多発するトラブルを5選紹介いたします。
男性もいろいろと大変なのね。私達もきちんと理解しなくっちゃ!
検査してみたら、実は旦那に原因があった、というケースは結構あります!鍼灸院にも、男性型不妊で体質改善にいらっしゃる方が年々増えているんですよ!
精子の数が少ない
精巣の働きが低下し、精子の数が少ないことがあります。1㎖中の精子数が2000万個以下を乏精子症といいます。精巣につながる静脈の血流が滞ってコブ状にふくらむ精索静脈瘤のほか、原因不明の場合もあります。
精子に元気がない
精子の運動率が低い状態を精子無力症、精子の奇形が多い状態を精子奇形症といい、自然妊娠が難しい場合もあります。
射精ができない
性行為の時に十分に勃起しないことをED(勃起不全)、性行為しても膣内に射精できないことを膣内射精障害といいます。いずれも、ストレスやプレッシャーなど、精神的な影響が大きいと考えられます。
精子の通り道にトラブル
精子の通り道である精管が詰まって、射精された精液中に精子がない閉塞性無精子症。また、出口とは反対の膀胱側に射精されてしまう逆行性射精。こうした精子の通り道のトラブルを精路通過障害といいます。
精液中に精子がない
射精した精液中に精子が見当たらない無精子症、生まれつき精子を作ることができない、精巣の炎症により精子のを作り出すことができない場合を原発性無精子症といいます。これらは自覚症状がなく原因不明とも言われています。
生活習慣やストレスなんかが、とっても関係しそうね!男の人って意外とデリケートな生き物ですものね!
本人は大丈夫と思っていても、実はとてもストレスがかかっていて、それに気付いていない事もしばしばあります。ご夫婦で支え合う必要がありそうですね!
まとめ
これらのトラブルは原因がはっきりしているものありますが、ほとんどがストレスや体調によって左右されます。精液検査は一度で判断するのは難く、何度か検査をする事で自分の精液の状態を知ることができます。「おかしいな…」と感じたら、クリニックを受診してみましょう!
参考文献
妊活 治療と生活のアドバイス