鍼灸は熱くて痛いって本当!?

はじめに

不妊鍼灸や美容鍼灸に興味はあるけれど、「鍼を刺すって痛いんでしょ!?」「お灸って熱くて火傷が心配だな」と二の足を踏んでしまう方も少なくありません。鍼灸の施術を受けた事が無い方にとっては『未知の世界』という印象が強いようです。
昔から「悪い事をしたら灸をすえる」という言葉が存在するように、昔は罰として熱いお灸をすえて反省を仰ぐ時代もあったようです。
現代における鍼灸施術は、痛みや熱さを伴うのでしょうか?そして、どのような技術が用いられ、どのような道具が使用されているかの解説をしていきます。

言葉について

鍼灸(しんきゅう・はりきゅう)と言います。治療院によっては『鍼』を『針』と書いている場合もありますが、意味合いは同じです。
本来の字は『鍼』ですが『針』の方が読みやすいと言った理由で『針』を使用しているようです。

みいさん

鍼灸院も針灸院も同じ意味なのね!統一してくれれば良いのににゃ。

先生

「鍼」この字はあまり親みがないので、読めない方が多いのです。だからちゃんと読んでもらえるように「針」を使っている院があるのですよ!

鍼(はり)について


直径:直径は様々ありますが、近年、美容や妊活で使用されている鍼は直径0.1mmほどになります。0.1mmというと髪の毛と同じくらいの細さになります。施術の目的や患者様の体質に合わせて直径を選択します。

材質:ステンレス製が主に使用されています。中には金・銀の材質の鍼もあります。材質までこだわり金・銀の鍼を使う先生や、それを希望する患者様もいらっしゃいますが、一般的にはステンレス製の鍼で施術をしても、十分効果を得る事ができます。

安全性:ディスポーザブル(使い捨て)が主流です。全て滅菌処理され、一度使用したら廃棄するタイプのものです。以前は、一昔前の病院の注射器のように院内で鍼を滅菌処理し再度使用していたようです。衛生面などを考えると、ディスポーザブルの方が安全で、ほとんどの院がディスポーザブルを採用しています。

しろさん

私は金属アレルギー があるけど、大丈夫なのかしら?

先生

素材はアレルギー反応の起こりにくいステンレスですし、鍼と皮膚の接触時間が非常に短いので、問題はないです。ご心配でしたら、先にお肌の見えにくい部分にて、アレルギー反応を確認させていただきます。

ぶちさん

何かの菌に感染 したりしない?

先生

ディスポーザブルといって、使い捨てで、完全に滅菌された鍼を使いますので、心配いりません!使いまわしをしたりは絶対にしません。

しろさん

なるほど!それなら安心だわ!

ぶちさん

なるほど!それなら安心だわ!

鍼は痛いの?

鍼を打ち込む際
皮膚の表面から、体の中へ入りますので、鍼をする際に皮膚の表面で「チック」とした痛みを感じる事があります。ですが、鍼は細いので皮膚の痛みを伝える神経が鍼に気付かない場合がほとんどです。神経が鍼に気づかない場合は痛みはほぼありません。一見痛そうに見えますが、時折「チック」とした痛みを感じる程度なのです。

鍼が奥に進入する際
施術するツボにより『響き』という独特の感覚がします。または、何も感じない場合もあります。
人それぞれ『響き』を感じるツボは違いますが、「ずーんと重いような効いているような感覚」です。この感覚は不快では無いという方がほとんどです。むしろ慣れてくると、とても心地よい感覚となります。

みいさん

凄く痛そうに見えるけど、たいしたことなさそうね!痛いと、通いたくても足が遠のきそうだものね。

先生

痛みが全くないとは言えませんが、「想像より痛くなかった」「鍼を刺したのに気付かなかった」と言われる方が多いですよ。個人差はありますが、施術中に寝ている方もいらっしゃいます。

※鍼施術の感じ方には個人差があります。

灸(きゅう)について

ヨモギと火の力による自然療法

お灸とは、ヨモギからつくられた「もぐさ」を燃やし、その熱刺激を体に伝えて自然治癒力を活性化させるものです。
お灸の起源は、遠く原始時代にさかのぼります。熱した石を体に当てるなどして、熱を用いた治療が行われていました。やがて、中国でモグサを用いた「お灸」となったのです。

ヨモギの薬効成分

和菓子の材料やお茶などとしてもおなじみのモグサは、ふくよかで春らしい香りがします。
中国では、止血や鎮痛、吐血、虫除け、下痢、腹痛などの手当に使われてきた歴史があるとされています。
またヨーロッパでは『ハーブの女王』と呼ばれています。
ヨモギの精油成分である「チネオール」は皮膚から浸透し、血液中の白血球を増加させ、免疫力を向上させる働きがあると言われています。
さらに、熱刺激が体に伝わることによりヒートショックプロテインという物質が体内で生成されます。ヒートショックプロテインは、傷んだ細胞を修復し免疫細胞の働きを強化します。

お灸は熱いの??

「気持ちがいいと感じる程度の熱で十分です。」
お灸は熱くても我慢した方が効くと思いがちですが、熱が弱くても様々な効果が出ることが期待できます。
現代は昔とは違い、火傷をしないように工夫されたお灸が開発されています。モグサを通して伝わってくる熱は、火から直接くる熱とは違うものです。基本的にはじんわりとした心地よいあたたかさを感じる程度です。我慢すると火傷の原因にもなります。「気持ちがいい」と感じる程度の温度でお灸をすることにより、副交感神経が優位になり、リラックスすることで、効果も高まります。

しろさん

一番の心配はヤケドだわね!跡が残ったら大変だものね。

先生

お灸には直接灸と間接灸の二種類があります。当院で使用しているお灸は間接灸といって、間接的にお灸の熱を伝える物です。なので、ヤケドの心配もいりません。それでも心配でしたら、皮膚の保護専用の台紙がありますので、その上から施術をさせていただきます。

しろさん

それなら大丈夫そうね!

まとめ

『鍼』や『お灸』についておわかりいただけましたでしょうか?実際に鍼灸未経験の方に施術を受けいただくと「もっと痛くて熱いと思っていた」といったご感想をいただく事が多くあります。今は昔とは違い、鍼もより細く、お灸もより安全に出来る道具が開発されています。鍼灸はとても体に優しい自然療法ですので、怖がらずに一歩踏込んでみてはいかがでしょうか?

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