妊娠適正BMIを知とは??

妊娠とBMI値の関係【コラム・東京鍼灸】

はじめに

妊娠に最も適正なBMIをご存知ですか?痩せや肥満は、実は妊活に多大な影響を及ぼしているのです。太り過ぎていても、痩せ過ぎていても、体には良くありません。今回は自分自身のBMIや適正体重を知り、さらに妊活に有利なBMIについて考えていきましょう。

BMIと適正体重について

BMIの計算方法

BMI=体重÷(身長(m)×身長(m)

適正体重の計算方法

適正体重=身長(m)×身長(m)×22

(例)身長160㎝の場合の適正体重

1.6×1.6×2256.32kg

BMIは18.5以上25未満が正常範囲と言われています。
世界的に肥満の増加が問題となる一方で、日本はやせが増えている傾向にあります。「平成29年国民健康・栄養調査」では20歳代のやせの割合が21.7%、30歳代が13.4%。肥満の割合が20歳代が5.7%、30歳代が14.2%であり生殖年齢の女性にやせが多いことがわかります。

みいさん

20代は痩せ過ぎている人が多いのにゃ!痩せ過ぎが妊活に不利になるって意外だにゃ!

しろさん

太り過ぎていても、痩せ過ぎていても、妊活には良くないってことね!

先生

実は、無理なダイエットが不妊の原因になっているケースも少なく無いのです。また、太りたくても太れないといった「胃腸が弱い」タイプの方には流産が多い傾向があります。しっかり食べて、しっかり運動する。基本的な事ですが、この基本が一番大事になるのです!

妊娠に最も適正BMIはいくつ?

米国の女性看護師を対象にした疫学調査では不妊症のリスクが低くなるBMI値の範囲は20〜24で、最も理想的なBMI値は21であることがわかりました。

身長 妊娠に有利な体重
150cm 47.25Kg
155cm 50.45Kg
160cm 53.76Kg
165cm 57.17Kg
170cm 60.69Kg

まとめ

適正体重は身長(m)×身長(m)×22

妊娠に最も理想なBMIは”21″

日本人は痩せ過ぎている傾向にある!

いかがでしたでしょうか?妊活をする上で食事やサプリメントで体重管理をされているかと思います。もしかしたら漠然に「痩せればいいのでは?」思ってたかたも多いのではないでしょうか?自分の適切な体型を知り、より良い出産を出来るような身体づくりをするために、もこの指標を参考にされてはいかがでしょうか。


参考文献
・データから考える 不妊症・不育症治療−希望に応える専門外来の診療指針
・平成29年「国民健康・栄養調査」の結果|厚生労働省


Edit : Suzuki
Write : Kurohara

合わせて読みたい

  1. 鍼灸で流産予防【コラム・東京鍼灸】

    鍼灸で流産は防げるの?それともただのおまじない?

  2. 高齢出産のリスク【コラム・東京鍼灸】

    高齢出産のリスク

  3. 体外受精と顕微授精の違い【コラム・東京鍼灸】

    体外受精と顕微授精の違い

  4. 着床不全とは?

  5. 妊娠と体重の関係性【コラム・東京鍼灸】

    『肥満』より、『痩せ過ぎ』が妊活に悪影響の事実

  6. 年齢と妊娠率の関係【コラム・東京鍼灸】

    35歳までに考えること